日本では、結婚前に婚約するのが一般的。
婚約とは、男女が将来夫婦になろうと約束することです。
婚姻や離婚などとは異なり、法律などで規定が決まっていないので特に手続きなどもありません。
一般的には、プロポーズに答えた時点で婚約が成立します。
婚約は結婚までの大切な準備期間!メリットや婚約の方法を解説します

婚約という言葉は知っていても、具体的な定義や婚約関係を結ぶ方法などが分からない……という方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、婚約のメリットや婚約の方法、婚約中にしてはいけないことなどをまとめてご紹介します。ぜひ、婚活中の女性は参考にしてくださいね。
婚約の定義は?

婚約するメリットは?

婚約するのに法的な手続きは特に必要ありませんが、婚約することで得るメリットは色々とありますよ。
【結婚への気持ちが引き締まる】
お互いの将来についてしっかり考えたり確認することで、結婚への意識が明確になります。二人の絆も深まるでしょう。
【破局しにくくなる】
婚約して二人の意思が固まれば、破局を防ぎやすくなります。
【周りに結婚することを伝えることができる】
婚約が決まったら、家族や親戚、友人たちに堂々と報告することができます。周りに知らせることで結婚までの道のりもスムーズに進むでしょう。
婚約の仕方は?

婚約するには、どういうステップを踏めば良いの?と疑問の方もいるのではないでしょうか。
婚約は基本的には口約束で成立します。プロポーズをして“OK”と返答をすれば、その時点で婚約が成立します。ただし、「将来結婚しようね」などの軽いプロポーズだと婚約にはならないので注意が必要。
お互いに、将来夫婦になることに誠心誠意合意しなければなりません。
ただ口約束だけだと、周りの人からは分からないですよね。婚約を明確にするために他にも方法があります。
■結納
結納は古くからある日本の伝統。地域によって結納の決まりごとや形式は異なりますが、結納品などを贈り合って家同士が親戚になることを祝います。
近年、結納をしないカップルが増えていますが、その場合は、ホテルやレストランで両家の顔合わせ会を開くことが多いです。
■婚約パーティー
両親や親戚、友人たちを招いて婚約パーティーを開催することもあります。その場合は、レストランでの食事会など結納よりもカジュアルな形式で行います。
■婚約指輪の交換
婚約指輪の交換は、婚約したことを証明する一番オーソドックスな方法ですよね。多くの場合は、男性がエンゲージリングを女性に渡し、女性は時計などのアクセサリーやスーツなどを返します。近年は、女性からのお返しに指輪を贈ることも増えていますよ。
女性に贈る婚約指輪は、「永遠」の意味を持つダイヤモンドが使われたデザインが人気。
■婚約式
婚約式は元々キリスト教の文化。教会などで将来結婚することを誓い合います。ただし、婚約する二人がキリスト教信者でない場合は教会は使えないので、自分たちと親しい立会い人の前で結婚の誓いを交わすのが一般的。
■婚約通知状
婚約したことを、親族や親しい友人に挨拶状として通知するケースもあります。婚約パーティーを開いた場合は、お礼状と一緒に婚約通知状を出すことも多いですよ。
婚約中にしてはいけないこと

婚約するということは、“互いに誠意をもって交際し、やがて夫婦としての生活を始められるように努力すること”が求められます。
いわゆる結婚準備期間ですね。
婚約は一種の契約を結んだ状態である、ということを意識しておきましょう。
【羽目をはずしすぎるのはNG】
結婚前に遊んでおこう!などという言葉はよく聞きますが、婚約すると周囲の目もあるので、独身時代のように自由に振る舞うのは控えましょう。
羽目をはずしすぎると、「本当に結婚する気があるの?」と疑われてしまうことも。
【相手の家族に入り込みすぎる】
まだ婚約しただけなのに、相手の家族にずかずかと入り込みすぎると、引かれてしまうこともあります。
仲良くするのは良いことですが、相手の両親や家族の性格にもよるので見極めが大切です。
婚約破棄のトラブルに注意

婚約したのに、途中で結婚の約束を取りやめることを婚約破棄と言います。
結婚が現実味を帯びてくると、価値観の違いや不安から婚約破棄するカップルは意外と多いですよ。
婚約には法的な手続きは必要ありませんが、契約している状態だというのは忘れてはいけません。
お互いが話し合いをすることで円満に婚約を解消できれば問題ありませんが、一方的な理由で婚約破棄したり、浮気していることがバレると慰謝料を請求されることもあります。
付き合ったばかりの頃は、浮かれているので周りが見えず結婚の約束を簡単にしがち。ノリでプロポーズしたりOKすると、後々トラブルになってしまうので注意しましょう。
婚約の仕方やメリットなどをご紹介しました。婚約は人生のなかでも重要なイベントです。浮かれすぎてしまわないように、冷静に考えるようにしましょう。結婚に向けて準備なども忙しいですが、相手との絆をより深められるように努力しましょう。楽しむ気持ちを大切にしつつ、素敵な婚約期間を楽しんでくださいね。