そもそもどうしてヒールの高い靴を履くと足が痛くなるのか、まずはその原因を知りましょう。
考えられる原因は主に三つ。
まず一つ目は「靴のサイズが合っていないから」です。「自分の足のサイズはわかっているから、間違えるはずがない」と思われるかもしれません。しかし、同じ24㎝でも、ブランドによって実は若干の差があります。また、靴のデザインによって、横幅や甲の高さが合わないこともあります。サイズが合わない靴を履くと、小指が痛くなったり靴擦れを起こしてしまうのです。
二つ目は「長時間つま先立ちをしている状態だから」です。つま先立ちをすると、体の重心がつま先に集中してしまい、辛くて長時間続けられないですよね。ヒール靴を履いている時もそれと同じ状態な上、ヒール靴の傾斜によりつま先が前に滑り落ち、押し付けられた状態になります。そのため、指の付け根などが痛くなってしまうのです。
三つ目は「外反母趾や扁平足など足の形が原因」であることが考えられます。外反母趾とは、足の親指が内側に向かって20度以上曲がってしまった状態のこと。扁平足は、足の裏のくぼんだ部分(土踏まず)が何らかの理由で崩れ、平たくなってしまっている状態を言います。外反母趾の人がヒール靴を履くと痛みを伴います。扁平足の場合は、衝撃を緩和するクッションの役割を果たすことができず、疲れやすくなってしまうのです。
ヒールの靴を履くと足が痛い!対処法と正しい靴の選び方
ヒール靴は、スタイルを良く見せ、女性らしい雰囲気にしてくれる大人の必須アイテム。しかし、長時間履いていると必ず足が痛くなる、そんな人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ヒール靴の選び方と、痛くなった時の対処法をご紹介します。知っておくとヒールでも一日快適に過ごせますよ!
ヒールを履くと足が痛い!その原因は?
痛くならないヒール靴の選び方【1】ヒールが太いものを選ぶ
ピンヒールはおしゃれですが、足に負担がかかりやすいため、なるべく太くて安定感のあるヒールを選びましょう。足への負担を軽減できる上、足をくじいてしまうなどのトラブルも防ぐことができます。
最近ではチャンキーヒールなど、太くてずんぐりとしたヒールの靴が人気のため、コーデにトレンド感を演出できますよ。
痛くならないヒール靴の選び方【2】高すぎるヒール(6㎝以上)は避ける
当たり前ですが、ヒールが高くなればなるほど、足は疲れつま先への負担は増えます。足の痛みにお悩みなら、なるべくヒールの高さが6㎝以下のものを選ぶようにしましょう。6㎝でも十分に足を美しく見せることができますよ。
痛くならないヒール靴の選び方【3】フィット感があり、少し余裕があるものを選ぶ
靴の素材は、革や生地が柔らかく、足にフィットするものにしましょう。また、試着した時点でサイズに余裕がないものはNG。
つま先に1.5㎝程度余裕があるものにしましょう。お店での試着の際は、必ず立って店内を少し歩いてみるようにしてくださいね。
ヒール靴で足が痛い時の対処法【1】インソールを利用する
「気をつけて選んでもやっぱり足が痛くなってしまった」そんな時はインソールを利用しましょう。
インソールには、かかとに付けて靴擦れを防止するものや、つま先を保護するもの、土踏まずの位置に付けるものなどがあります。自分の悩みに合うものを選びましょう。100均などでも気軽に購入できるため、外出時の応急処置にも便利ですよ。
ヒール靴で足が痛い時の対処法【2】痛くならない歩き方に変える
足が痛くなるのは、歩き方に問題がある可能性も。ひざを伸ばし、アゴを引き、背筋を伸ばして目線を上げて正しい姿勢で歩きましょう。
また、内股歩きはNGです。足だけでなく、骨盤の歪みや腰痛を引き起こすこともあります。くるぶしの内側を見せるようなイメージで歩いてみましょう。
ヒールで足が痛い人におすすめのパンプス【1】履き心地抜群なシンプルパンプス
シンプルなデザインと豊富なカラーバリエーションで、使い勝手抜群なパンプス。ポインテッドトゥが大人レディな雰囲気を演出します。履き心地にとことんこだわった、ヒールによる足の痛みにお悩みの人にぜひ履いてほしい一足です。
ヒールで足が痛い人におすすめのパンプス【2】快適なのに華奢見えするアンクルストラップパンプス
ふわふわのファーモチーフがラグジュアリーなスエードパンプス。アンクルストラップで足元を華奢に見せながら、つま先が前に滑り落ちるのを防いでくれます。やや高めのヒールですが、しっかり太さがあるため安定感は◎!
ヒールで足が痛い人におすすめのパンプス【3】ローヒールなのにきれいめなスエードパンプス
ポインテッドトゥで、ローヒールでも女性らしく美しく履けるスエードパンプス。ベーシックなデザインで合わせる服を選びません。履き心地の良さと、スタイルアップをかなえたい人に最適なアイテムです。
女性らしさを高めスタイルアップしてくれるヒール靴。足が痛くなるからと、履かずにいたらもったいない!正しいヒール靴の選び方と痛くなった時の対処法を知って、上手にヒール靴を使いこなしてくださいね。