祝賀会や記念式典、会社の創立パーティーなどに招待されたら、マナーを守った服装で参加して、上司や年配の人に好印象を与えたいですよね。
まずは、祝賀会の服装のマナーを確認しておきましょう。
■祝賀会の服装選びのポイント
祝賀会に参加する時は、ドレスコードと立場を踏まえて服装を決めましょう。祝賀会に招待される立場の場合、ドレスコードは主に、正装、準礼装、平服の三種類で、準礼装が最も多いです。
■正装(フォーマル)の場合
日中はくるぶし丈のアフタヌーンドレスを着用します。夕方以降は、背中や胸元が開いているイブニングドレスで華やかさをアップさせましょう。
ただし、招待状に「正装でお越しください」と書かれていても、実際は「準礼装」を望まれている場合もあります。正装か準礼装かわからない場合は、詳細を主催者に尋ねておくと安心です。
■準礼装(セミフォーマル)の場合
結婚式に呼ばれた時と同じような服装で祝賀会に参加しましょう。日中は膝丈のセミアフタヌーンドレス、夕方以降は丈が短めのカクテルドレスが適しています。なお、30代や40代以降でカクテルドレスに抵抗がある場合はセレモニースーツでも問題ありません。
■平服(略礼装、インフォーマル)の場合
平服と言っても、普段着は好ましくありません。女性の場合は、スカートスーツやワンピースなどできちんと感と華やかさを出しましょう。
■主催者側の場合
主催者の立場で祝賀会に参加する場合は、華やかすぎる服装は適していません。セレモニースーツやビジネススーツでゲストをおもてなししましょう。
<年代別>祝賀会の服装集。マナーを押さえた品のあるレディコーデ
祝賀会や式典などに招待された時に、着る服に困っている人は多いでしょう。ここでは、祝賀会や式典に適した女性の服装を年代別にご紹介します。
女性の祝賀会の服装はどうする?
祝賀会の小物選びのポイント
祝賀会にふさわしい小物やアクセサリーについても確認しておきましょう。
■アクセサリー
華やかさと上品さを兼ね備えたパールのアクセサリーがおすすめです。マナー上ではブラックパールも問題ありませんが、慶事に使うことを嫌がる人もいるため、印象の悪化を防ぎたいなら避けましょう。
主催者側として参加する場合は、豪華すぎるアクセサリーや大きな宝石が付いたアクセサリーは避けて、上品なものを選んでください。
■バッグ
小さめのパーティーバッグを使います。荷物が多い場合は、大きいバッグをクロークに預けてください。祝賀会中に持つバッグには、忘れずに名刺を入れておきましょう。
■靴
ヒールの高さが5㎝前後のパンプスを用意しましょう。主催者側の場合は、オープントゥやストラップパンプスを避けて、プレーンパンプスを選ぶと印象が良いです。
■ストッキング
素肌に近いベージュのストッキングを合わせましょう。タイツや黒いストッキングはマナー違反です。電線が気になる場合は、予備を用意しておくと安心でしょう。
ここからは、祝賀会におすすめの服装を年代別にご紹介します。
【20代】祝賀会の服装①正装なら華やかな色のドレス
正装での祝賀会に招待されたら、パステルカラーなどのドレスを選ぶのがおすすめです。明るい色を着ると、祝賀会に合った華やかな雰囲気を出せるでしょう。
【20代】祝賀会の服装②準礼装ならピンクのワンピース
準礼装を指定されたら、ピンクのワンピースで可憐な印象に。ショッキングピンクではなく、落ち着いたピンクを選べば、子供っぽく見えません。
【20代】祝賀会の服装③平服なら花柄のドッキングワンピース
平服の祝賀会は、花柄のドッキングワンピースできれいめな印象に。柔らかい素材のワンピースを選べば、近寄りやすい印象になって、普段あまり会わない人とでも距離を縮めやすいです。
【30代】祝賀会の服装①正装なら上品カラーのドレス
30代は上品な雰囲気を出すのがおすすめ。ベージュなど、肌に馴染みやすいカラーのドレスで大人っぽく仕上げましょう。
二の腕が隠れたドレスを選べば、羽織りは必要ありません。
【30代】祝賀会の服装②準礼装ならグレーのワンピース
明るめのグレーのワンピースは清楚感があり、年代や性別を問わず好印象です。同系色のパンプスなどを組み合わせると、きちんと感を出せるでしょう。
【30代】祝賀会の服装③平服なら白のセットアップ
平服の時は白のセットアップで爽やかに。小物を黒やベージュにすると、コーデが引き締まるので、白でも着太りしないでしょう。
【40代】祝賀会の服装①正装ならネイビーのドレス
正装なら、ネイビーのドレスで知的なイメージに仕上げるのが良いでしょう。
二の腕などが気になる場合は、袖が付いたデザインを選ぶのがおすすめです。
【40代】祝賀会の服装②準礼装ならツイードのセレモニースーツ
ツイードのセレモニースーツは洗練された印象に。ボーダー柄を選べば、周りの人とは一味違うコーデが完成します。
コサージュを付けて、華やかさをアップしましょう。
【40代】祝賀会の服装③平服ならエレガントなスカートスーツ
平服を指定されたら、エレガントなコーデを意識するのがポイント。落ち着いたカラーのスカートスーツを着ると、40代の気品溢れる祝賀会コーデを作れます。
主催者側の女性に適した祝賀会の服装
主催者側として祝賀会に参加する時は、ダークカラーのセレモニースーツが最適。バッグなども同系色を選ぶと、コーデがまとまって好印象です。
祝賀会に参加する時のおすすめアイテム【1】レースワンピース
平服での祝賀会におすすめのワンピース。一枚で華やかな雰囲気を演出します。シンプルなデザインの小物と合わせるのがおすすめです。
祝賀会に参加する時のおすすめアイテム【2】ポインテッドトゥパンプス
シンプルなデザインのパンプス。ワンピースやドレスのデザインを引き立てます。履き心地が良いので、長時間の祝賀会でも疲れないでしょう。
祝賀会に参加する時のおすすめアイテム【3】ポシェットバッグ
着こなしの邪魔にならないサイズ感のバッグ。コーデをリッチな雰囲気に仕上げたい時に役立ちます。
祝賀会以外に、結婚式のお呼ばれなどでも使えるでしょう。
男性の祝賀会の服装ポイント
■正装(フォーマル)の場合
昼の場合はモーニングを着ます。モーニングを着る場合、ベルトではなくサスペンダーを使います。ネクタイはスカーフのようなアスコットタイや、白・グレー・黒のストライプ柄のレジメンタルタイがよいでしょう。ベストはジャケットとセットのものかグレーを選びます。
夜の場合、またはドレスコードが「ホワイトタイ」とされていれば、燕尾服を着ます。燕尾服の場合は、ネクタイはベストと同じ生地の白い蝶ネクタイを付けます。なお、夏なら18時、冬なら17時以降を夜として考えましょう。
■準礼装(セミフォーマル)の場合
昼の場合はディレクターズスーツまたはブラックフォーマルを着ます。ディレクターズスーツとは、黒またはダークネイビーのジャケットにグレーのベスト、そして黒とグレーのストライプ柄のコールパンツを合わせたスーツです。
夜の場合、またはドレスコードが「ブラックタイ」とされていれば、タキシードを着用します。カマーバンドまたはベストを付けるのが一般的です。カマーバンドとは幅が広いおなかに巻く飾りです。これを使用する場合はベストは着用せず、またベルトではなくサスペンダーを使います。
■平服(略礼装、インフォーマル)の場合
ブラックフォーマル、またはネイビーやグレーなどのダークカラーのスーツを着用します。
ブラックフォーマルの場合、ネクタイは白やシルバーグレーなどを合わせます。ダークカラーのスーツの場合もシルバーグレーやスーツに合う明るい色味のものを選びましょう。
ブラックフォーマルは準礼装でも着用する場合がありますが、ディレクターズスーツよりは格が下がるスーツです。また、黒のビジネススーツとは異なり、黒の色味が深く、生地にも光沢感がないので、ビジネススーツでは代用できないと考えましょう。
20代の祝賀会の服装【1】大きめの蝶ネクタイでクラシカルに
蝶ネクタイにも色々種類があり、一般的なデザインは「セミバタフライ」と呼ばれています。そのセミバタフライより大きめの蝶ネクタイが「バタフライ」。セミバタフライに比べるとインパクトがありますが、海外では最もフォーマルな蝶ネクタイとされています。
色使いでは人と差を付けにくいタキシードですが、小物でさりげなくおしゃれを楽しめますよ。
20代の祝賀会の服装【2】光沢感のあるスーツでドレッシーに
インフォーマルの場合に着ることができるネイビーのスーツ。光沢感のあるものなら、ドレッシーさが加わり華やかな印象になります。
シャツはダークネイビーと相性のよい薄いブルー、ネクタイは白とグレーのストライプ柄を合わせれば爽やかなスーツスタイルに。
30代の祝賀会の服装【1】黒に近いネイビーでタキシードもこなれた印象に
ほぼ黒に近い、ミッドナイトネイビーのタキシード。タキシードでもおしゃれを楽しみたい、という人におすすめです。蝶ネクタイも控えめなドット柄で遊び心をプラス。
30代の祝賀会の服装【2】コートもきれいめなものを選んで抜かりなく
秋冬の祝賀会で注意したいのが、アウター。祝賀会の会場では脱いでしまいますが、30代ならフォーマルな装いにもマッチしたものを選びたいところ。細身できれいなシルエットで、グレーやネイビーなどのダークカラーのものなら、どんなスーツにも合わせやすく、フォーマルシーンにも対応できるでしょう。
40代の祝賀会の服装【1】あえての王道スタイルで大人の品格を
大人だからこそ、フォーマルシーンでは王道のスタイルを選ぶことで風格のある印象になります。特におすすめなのが、オーダーメイドのスーツ。既製品よりも格式を高めることができますよ。
40代の祝賀会の服装【2】花柄ネクタイで華やかさをプラス
グレーのスーツにネイビーのベストを合わせた、少しおしゃれ上級者向けの祝賀会コーデ。ネクタイはベストと色味を揃えつつ、花柄で華やかさと遊び心を。
祝賀会は、ドレスコードや立場に合わせた服装で参加しましょう。清楚感があり、華やかな服装を意識すれば、周りの人からも好印象をゲットできます。
祝賀会にふさわしい小物やアクセサリーについても確認しておきましょう。
■アクセサリー
華やかさと上品さを兼ね備えたパールのアクセサリーがおすすめです。マナー上ではブラックパールも問題ありませんが、慶事に使うことを嫌がる人もいるため、印象の悪化を防ぎたいなら避けましょう。
主催者側として参加する場合は、豪華すぎるアクセサリーや大きな宝石が付いたアクセサリーは避けて、上品なものを選んでください。
■バッグ
小さめのパーティーバッグを使います。荷物が多い場合は、大きいバッグをクロークに預けてください。祝賀会中に持つバッグには、忘れずに名刺を入れておきましょう。
■靴
ヒールの高さが5㎝前後のパンプスを用意しましょう。主催者側の場合は、オープントゥやストラップパンプスを避けて、プレーンパンプスを選ぶと印象が良いです。
■ストッキング
素肌に近いベージュのストッキングを合わせましょう。タイツや黒いストッキングはマナー違反です。電線が気になる場合は、予備を用意しておくと安心でしょう。
ここからは、祝賀会におすすめの服装を年代別にご紹介します。
正装での祝賀会に招待されたら、パステルカラーなどのドレスを選ぶのがおすすめです。明るい色を着ると、祝賀会に合った華やかな雰囲気を出せるでしょう。
準礼装を指定されたら、ピンクのワンピースで可憐な印象に。ショッキングピンクではなく、落ち着いたピンクを選べば、子供っぽく見えません。
平服の祝賀会は、花柄のドッキングワンピースできれいめな印象に。柔らかい素材のワンピースを選べば、近寄りやすい印象になって、普段あまり会わない人とでも距離を縮めやすいです。
30代は上品な雰囲気を出すのがおすすめ。ベージュなど、肌に馴染みやすいカラーのドレスで大人っぽく仕上げましょう。
二の腕が隠れたドレスを選べば、羽織りは必要ありません。
明るめのグレーのワンピースは清楚感があり、年代や性別を問わず好印象です。同系色のパンプスなどを組み合わせると、きちんと感を出せるでしょう。
平服の時は白のセットアップで爽やかに。小物を黒やベージュにすると、コーデが引き締まるので、白でも着太りしないでしょう。
正装なら、ネイビーのドレスで知的なイメージに仕上げるのが良いでしょう。
二の腕などが気になる場合は、袖が付いたデザインを選ぶのがおすすめです。
ツイードのセレモニースーツは洗練された印象に。ボーダー柄を選べば、周りの人とは一味違うコーデが完成します。
コサージュを付けて、華やかさをアップしましょう。
平服を指定されたら、エレガントなコーデを意識するのがポイント。落ち着いたカラーのスカートスーツを着ると、40代の気品溢れる祝賀会コーデを作れます。
主催者側として祝賀会に参加する時は、ダークカラーのセレモニースーツが最適。バッグなども同系色を選ぶと、コーデがまとまって好印象です。
平服での祝賀会におすすめのワンピース。一枚で華やかな雰囲気を演出します。シンプルなデザインの小物と合わせるのがおすすめです。
シンプルなデザインのパンプス。ワンピースやドレスのデザインを引き立てます。履き心地が良いので、長時間の祝賀会でも疲れないでしょう。
着こなしの邪魔にならないサイズ感のバッグ。コーデをリッチな雰囲気に仕上げたい時に役立ちます。
祝賀会以外に、結婚式のお呼ばれなどでも使えるでしょう。

■正装(フォーマル)の場合
昼の場合はモーニングを着ます。モーニングを着る場合、ベルトではなくサスペンダーを使います。ネクタイはスカーフのようなアスコットタイや、白・グレー・黒のストライプ柄のレジメンタルタイがよいでしょう。ベストはジャケットとセットのものかグレーを選びます。
夜の場合、またはドレスコードが「ホワイトタイ」とされていれば、燕尾服を着ます。燕尾服の場合は、ネクタイはベストと同じ生地の白い蝶ネクタイを付けます。なお、夏なら18時、冬なら17時以降を夜として考えましょう。
■準礼装(セミフォーマル)の場合
昼の場合はディレクターズスーツまたはブラックフォーマルを着ます。ディレクターズスーツとは、黒またはダークネイビーのジャケットにグレーのベスト、そして黒とグレーのストライプ柄のコールパンツを合わせたスーツです。
夜の場合、またはドレスコードが「ブラックタイ」とされていれば、タキシードを着用します。カマーバンドまたはベストを付けるのが一般的です。カマーバンドとは幅が広いおなかに巻く飾りです。これを使用する場合はベストは着用せず、またベルトではなくサスペンダーを使います。
■平服(略礼装、インフォーマル)の場合
ブラックフォーマル、またはネイビーやグレーなどのダークカラーのスーツを着用します。
ブラックフォーマルの場合、ネクタイは白やシルバーグレーなどを合わせます。ダークカラーのスーツの場合もシルバーグレーやスーツに合う明るい色味のものを選びましょう。
ブラックフォーマルは準礼装でも着用する場合がありますが、ディレクターズスーツよりは格が下がるスーツです。また、黒のビジネススーツとは異なり、黒の色味が深く、生地にも光沢感がないので、ビジネススーツでは代用できないと考えましょう。
蝶ネクタイにも色々種類があり、一般的なデザインは「セミバタフライ」と呼ばれています。そのセミバタフライより大きめの蝶ネクタイが「バタフライ」。セミバタフライに比べるとインパクトがありますが、海外では最もフォーマルな蝶ネクタイとされています。
色使いでは人と差を付けにくいタキシードですが、小物でさりげなくおしゃれを楽しめますよ。
インフォーマルの場合に着ることができるネイビーのスーツ。光沢感のあるものなら、ドレッシーさが加わり華やかな印象になります。
シャツはダークネイビーと相性のよい薄いブルー、ネクタイは白とグレーのストライプ柄を合わせれば爽やかなスーツスタイルに。
ほぼ黒に近い、ミッドナイトネイビーのタキシード。タキシードでもおしゃれを楽しみたい、という人におすすめです。蝶ネクタイも控えめなドット柄で遊び心をプラス。
秋冬の祝賀会で注意したいのが、アウター。祝賀会の会場では脱いでしまいますが、30代ならフォーマルな装いにもマッチしたものを選びたいところ。細身できれいなシルエットで、グレーやネイビーなどのダークカラーのものなら、どんなスーツにも合わせやすく、フォーマルシーンにも対応できるでしょう。
大人だからこそ、フォーマルシーンでは王道のスタイルを選ぶことで風格のある印象になります。特におすすめなのが、オーダーメイドのスーツ。既製品よりも格式を高めることができますよ。
グレーのスーツにネイビーのベストを合わせた、少しおしゃれ上級者向けの祝賀会コーデ。ネクタイはベストと色味を揃えつつ、花柄で華やかさと遊び心を。
祝賀会は、ドレスコードや立場に合わせた服装で参加しましょう。清楚感があり、華やかな服装を意識すれば、周りの人からも好印象をゲットできます。