■カジュアル過ぎるコートはNG
マナー的には、ドレスに合うコートであることが基本です。例えばモッズコートやダッフルコート、ボアコート、ダウンコートなどのカジュアルテイストが強めのコートは、ドレスとマッチしないので控えましょう。
■コートの素材は?
ドレスに羽織るアウターは、秋冬はウールやカシミヤのコート、春先はボレロやジャケットがベストです。ニットやコットンはカジュアル色が強いので向いていません。
秋冬のエレガントスタイルに役立つファーコートですが、動物の「殺生」を連想させる縁起が悪い素材なので、格式の高い結婚式ではNGです。カジュアルウェディングでは、襟元や袖にファーがある程度なら許容範囲でしょう。
■何色でも良いの?
ドレスもコートも、マナーとしては何色でも大丈夫です。ただし結婚式の場合は主役である新婦が純白のドレスを着るので、わざわざ白を選ぶのはおすすめできません。
ドレスに合わせるコートの選び方。エレガントで華やかに仕上げるコツ
ドレスを着て出かける時にはどんなコートを着るべき?寒い季節の結婚式や同窓会などは、マナーを守りつつかわいいコーデをキープして出掛けましょう。
ドレスに合わせるコートのマナーって?
ドレス×コートのおすすめコーデ【1】ドレスとコートのカラーを合わせてワントーンに
ドレス×コートのオールグレーコーデは、シンプルでおしゃれ感たっぷりな落ち着きのあるフォーマルが完成します。
ドレスのきれいなラインを邪魔しないノーカラーコートは着回し力も抜群で、様々なスタイルに役立つ優秀アイテムですよ。
ドレス×コートのおすすめコーデ【2】春は薄手のコートで季節感を意識したフォーマルコーデに
春の小寒い日には、光沢のある薄い素材のコートがぴったり。二次会や同窓会などでドレスアップする場合、ドレスもコートも春カラーでまとめて新鮮な気分で出掛けましょう。
旬スタイルを作るレース素材のドレスなら、少々インパクトの強いカラーでも上品な仕上がりになりますね。
ドレス×コートのおすすめコーデ【3】ネイビーのグラデーションを作って清楚なコーデに
大人っぽい雰囲気のネイビードレスは、マナー的にもバッチリ。肌の色とのコントラストが強いので、美肌効果もあります。
コートも同じくネイビーのロングコートにして、悪目立ちしないながらも洗練された雰囲気を演出しましょう。
ドレス×コートのおすすめコーデ【4】真っ赤なドレスをシンプルコートでトーンダウン
パッと目を引く真っ赤なドレスは、華やかでお祝いにはぴったり。レースやリボンの装飾を活かすためにも、ごくシンプルな濃紺のノーカラーコートがおすすめです。
ミドル丈のドレスには、裾が少しはみ出るくらいのコートがバランス良くまとまります。
ドレス×コートのおすすめコーデ【5】ロングドレスにロングコートを肩掛けしてセレブっぽく
裾のふんわり感が女性らしさを最大限に引き出してくれるロングドレス。女性だったら一度は着てみたいと思う憧れのドレスです。
ライトグレーのスーパーシンプルなデザインのコートなら、ドレスの邪魔をせずサラッと羽織ることができますね。
ドレス×コートのおすすめコーデ【6】ドレスとセットアップのコートできちんと感がアップするコーデに
ドレスとコートがセットアップになっていれば、コートに悩む必要なし。様々なフォーマルシーンに活用できるツイード素材を選べば、幅広い年代に合うので長く着られます。
ドレスがノースリーブや半袖であれば、春夏は1枚で着ることも可能。コートのみでデニムに合わせてカジュアルにするなど、違うスタイルも楽しめます。
ドレス×コートのおすすめコーデ【7】フェミニンなコートを主役にするコーデに
ガーデンウエディングなど屋外でのパーティーの際は、コート込みでのフォーマルスタイルにする方法もあります。
トレンドのふんわり袖やリボンベルトが付いたフェミニンなコートなら、着たままでも参加することができるので便利ですよ。
ドレス×コートのコーデにおすすめのアイテム【1】ベルト付きロングコート
ウエストをベルトでキュッと絞ることができるコートは、フォーマル向きのシルエットを作ってくれます。
丈は、ミドル丈のドレスが裾から出るくらいがベスト。シンプルな襟だと、ドレスの邪魔をする心配もありませんね。
ライトグレーなら、ドレスのカラーや柄を選ばず、デイリーコーデにも役立つでしょう。
ドレス×コートのコーデにおすすめのアイテム【2】花柄シフォンワンピース
控えめな花柄のドレスは、華やかな場にぴったりでありながら悪目立ちしません。
秋冬はロングコートが必要ですが、様々なカラーが使われているワンピースを着れば、コートのカラーも選択肢が広いです。
ネイビーや黒いコートならメリハリがあるコーデに、薄いカラーなら優しげな雰囲気になりますよ。
ドレス×コートのコーデにおすすめのアイテム【3】ボウタイワンピース
フォーマルシーンにぴったりのボウタイ付きとろみ素材のワンピース。トレンドのドット柄で、旬とかわいさを両立したスタイルが完成します。
ボウタイの華やかさを活かすために、コートはノーカラーがおすすめ。
ドレスの丈より長いロングコートをサラッと肩掛けすれば、キュートなドットにクールテイストがプラスされた甘辛コーデに仕上がります。
20代のドレス×コートのおすすめコーデ【1】ドレスのカラーに合わせて統一感を
春や秋のパーティーシーンにぴったりなのがトレンチコート。定番アイテムなので、ロング丈でベーシックなデザインのものならどんなドレスにも合わせやすく、長く使えますよ。
花柄が華やかなブルーのドレスには、色味を合わせてネイビーのものをチョイス。統一感が生まれて、よりフォーマルできれいめな印象になります。フォーマルシーンには定番のパールネックレスは、二連のものを選んで上品な華やかさを。
20代のドレス×コートのおすすめコーデ【2】コクーンシルエットのチェスターコートでトレンドライクに
メンズライクな印象のチェスターコートですが、コクーンシルエットならフェミニンな印象に。ロンパースとの相性もよく、ベージュ×ネイビーの配色で上品に仕上がっています。どちらもシンプルなデザインなので、ゴールドのバッグや大ぶりのパールネックレスで華やかさをプラスしています。
20代のドレス×コートのおすすめコーデ【3】袖口のファーでラグジュアリーに
結婚式にはNGとされるファー付きコートですが、ゴージャス感があるのでクリスマスパーティーや新年会・忘年会など年末年始のパーティーシーンにはぴったり。袖口のみにファーが付いたノーカラーのデザインで、首もとがすっきりとして抜け感があるのがトレンドライクです。少しピンクがかった色味もフェミニンさを演出しているコートです。
30代のドレス×コートのおすすめコーデ【1】とろみ感のあるトレンチコートでドレッシーに
ドレスと相性のいいトレンチコートの中でも、特にパーティーシーンにおすすめなのが、とろみ感のあるもの。ドレッシーさが増し、落ち感のある生地感が旬な印象を演出してくれます。裾がアシンメトリーになったドレスもよく合いますね。
30代のドレス×コートのおすすめコーデ【2】ボルドー×ピンクで優しげな雰囲気に
一枚で華やかな印象に決まるボルドーのドレス。淡いピンクのコートを合わせれば、ボルドーの色の強さが和らぎ、上品で優しげな雰囲気に。
ピアスが大ぶりなので、ネックレスはあえて付けず、バランスをとってトゥーマッチになるのを避けています。バッグと靴はゴールドで揃えて統一感を。
40代のドレス×コートのおすすめコーデ【1】デザイン性の高いトレンチコートでスタイリッシュに
オールブラックながら、透け感のあるデコルテやサッシュベルトなどデティールがドレッシーなパンツドレス。クールな大人の女性にぴったりのドレスに合わせて、トレンチコートも細身ですっきりとしたデザインのものを。ノーカラーで、チラ見えする裏地が黒、などデザイン性が高くスタイリッシュに着こなせます。小物もシンプルにまとめて、潔さのあるドレスコーデに。
40代のドレス×コートのおすすめコーデ【2】ライトブルーのチェスターコートで上品フェミニンに
マニッシュさのあるチェスターコートは、きれいめカラーを選べば上品なフェミニンさが加わり、ドレスとの相性もアップ。ライトブルーなら、ドレスの定番カラーのネイビーともよく合います。
パーティーシーンでは、マフラーもファーで華やかに。ただし、結婚式では基本的にはファーはNGなので注意してください。
50代のドレス×コートのおすすめコーデ【1】シンプルなドレスはデティールや小物使いでドレッシーさをプラス
白×黒のごくシンプルなコンビネゾン。ビジネスライクにならないよう、ギャザースリーブやとろみ感のある生地など、デティールにこだわるのがパーティーシーンにマッチさせるポイント。また、大ぶりのピアスやスパンコールのバッグなど、小物使いでも華やかさをプラスしましょう。
コートは袖口が広がったガウンコートで、シンプルながら人と差のつくデザインになっています。高級感のあるウールなのも、大人のドレスコーデにはぴったり。
50代のドレス×コートのおすすめコーデ【2】パープルのコートで会場外でも華やかに
エレガントな華があるパープルのコート。会場外でも華やかさを演出できます。黒のドレスと合わせて、大人っぽい配色に仕上げています。コートに華やかさがある分、マフラーはシンプルなものを選んでバランスを。
華やかな場にふさわしいドレス×コートのコーデは、フォーマルシーンでのマナーを心得たスタイルに。ご紹介した着こなしを参考にしていただいて、大人の女性にふさわしいコーデを心がけましょう。