告別式とは、亡くなった人にお別れを告げる儀式のこと。本来は宗教的な葬儀と区別されていましたが、現在は葬儀と区別することなく、両方を「告別式」や「お葬式」と呼ぶことが多いです。
告別式は、お通夜の翌日のお昼に1~1.5時間程度かけて行われるのが一般的です。仏式の告別式では、僧侶による読経と焼香が行われた後、棺に花入れをしてからお見送りします。
<立場別>告別式の服装マナーは?参列する女性のコーデをおさらい
告別式に参列する時は、どのような服装を選べば良いのでしょうか。ここでは、女性が告別式に参列する時の服装マナーとコーデをご紹介します。
告別式とは?
告別式の服装マナーを立場ごとに解説!
告別式では、故人に追悼の意を表すことが大切です。急遽参列することになるお通夜よりもフォーマルな服装を心がけて、故人や遺族に対して失礼のないようにしましょう。女性の告別式の服装マナーを立場別でご紹介します。
■喪主の場合
喪主は遺族の代表です。告別式において、もっとも責任がある立場なので、正式礼装が適しています。以前は男女とも和服を着るのが主流でしたが、最近は洋装も増えているので、地域の習慣に基づいて決めると良いでしょう。
和装の場合は黒の色無地、洋装の場合は黒を基調としたワンピースやアンサンブルが基本です。ワンピースやスカートの丈は正座をした時に膝が見えないように、長めを選びましょう。また、トップスの袖は長いタイプを選ぶか、ジャケットを羽織って肌を隠してください。
■喪主以外の親族の場合
以前は、故人から三親等以内の親族は、格式の高い正式礼装を着用するのがマナーだと考えられていました。しかし、最近は略式礼装(喪服)で告別式に臨む人も増えています。
女性の場合は、正式礼装でも略式礼装でも黒のワンピースかアンサンブルを選ぶと失敗がないでしょう。
■参列者の場合
一般的な告別式には、故人の死を悼む人であれば誰でも参列できます。親族ではなく、一般参列者の場合は黒のワンピースやアンサンブルのほかに、スーツで告別式に臨んでも大丈夫です。
また、急な訃報で喪服を用意できなかった時は、平服でも良いと考えられています。ただし、平服でも黒を基調とした服を選び、露出は控えましょう。平服の場合は、告別式に適した服装であれば、トレンドデザインのアイテムを使っても構いません。
告別式に参列する時のアクセサリーや小物はどうする?
告別式に参列する時は服だけでなく、アクセサリーや小物の選び方にも注意しましょう。
■アクセサリー
和装の場合は、結婚指輪以外のアクセサリーをつけません。洋装では「アクセサリーをつけるのがマナー」という考え方と「日本ではアクセサリーをつけなくても良い」という考え方があります。
洋装でアクセサリーを使う場合は、パールのネックレスが基本です。パール以外に黒サンゴなどのネックレスはつけても良いですが、他の宝石をつけるのはやめましょう。また、二連以上のネックレスは「不幸が重なる」と連想されるため、避けてください。
指輪は、結婚指輪のみマナー違反に当たりません。
■ストッキング
お通夜では肌色のストッキングも認められていますが、告別式は黒のストッキングを選びましょう。冬でもタイツは好ましくありません。
■靴や鞄
黒で光沢がないものを選びます。ワニ革や爬虫類を使用したものはマナー違反です。
■傘
派手でなければ、普段使っているもので問題ありません。できるだけ黒の無地の傘を持っていくと、周りから浮きにくいでしょう。
ここからは、告別式に参列する女性の服装を画像とともにご紹介します。
告別式の服装【1】和装なら黒無地
和装の場合は、実家の女紋か婚家の家紋が入った黒無地染め抜きの着物を着用します。帯は黒無地の丸帯で、半襟と長襦袢、足袋は白を使いましょう。
告別式の服装【2】ワンピースは上品なデザインを選ぶ
ワンピースは上品なデザインを選びましょう。華やかすぎず、露出も控えることがポイントです。最近はシャツワンピースなどのデザイン性が高い喪服も登場しています。
告別式の服装【3】ワンピース×ジャケットのアンサンブルはシーズンレスで着用可能
ワンピース×ジャケットのアンサンブルは一年を通して着られます。フレアタイプのワンピースは動きやすいので、用事が多い親族側の女性にもおすすめです。
告別式の服装【4】一般参列者ならパンツスーツもOK
亡くなった人の親族でない場合は、パンツスーツでもマナー違反になりません。パンツスーツを着る時も合わせる靴や鞄は黒の光沢がないものを選び、落ち着いた雰囲気を出しましょう。
告別式の服装【5】平服は黒でまとめる
最近は、急な訃報で喪服を用意できない時は、手持ちの服で告別式に参列しても良いと考えられています。平服の際は全身を黒でまとめて、黒のストッキングを穿きましょう。
告別式の服装【6】夏は半袖のワンピースで涼しく
告別式では、肌の露出はマナー違反と考えられていますが、夏は半袖でも問題ありません。半袖のワンピースをさらっと着ると、暑さ対策ができるでしょう。
ただし、袖や丈が短すぎるワンピースは避けた方が無難です。
告別式の服装【7】冬はコートで防寒
冬の告別式に参加する時は、コートを着用して防寒してください。式場の建物に入ったら、コートを脱ぐのがマナーです。焼香場所が屋外のテントの場合は、焼香以外の時間にコートを着用していても良いとされています。
なお、コートは黒を選び、殺生をイメージする革や毛皮は避けましょう。
告別式で使えるアイテム【1】タイトスカート
すっきりとしたシルエットのスカート。告別式に参列する際は、ジャケットと組み合わせるのがおすすめです。シンプルなデザインなので、普段も着回せるでしょう。
告別式で使えるアイテム【2】衿フリルブラウス
やわらかい印象のトップス。スカートやジャケットと合わせると、急な告別式に対応できます。シンプルなデザインでコーデに取り入れやすいです。
告別式で使えるアイテム【3】シャツワンピース
大人っぽく、落ち着いた雰囲気のワンピース。告別式では、ジャケットや黒ストッキングできちんと感を出しましょう。オン・オフ問わずデイリーコーデで使えます。
告別式は、亡くなった人とお別れするための大切な式典です。マナーを確認し、故人や遺族に失礼でない服装で、追悼の意を表しましょう。
告別式では、故人に追悼の意を表すことが大切です。急遽参列することになるお通夜よりもフォーマルな服装を心がけて、故人や遺族に対して失礼のないようにしましょう。女性の告別式の服装マナーを立場別でご紹介します。
■喪主の場合
喪主は遺族の代表です。告別式において、もっとも責任がある立場なので、正式礼装が適しています。以前は男女とも和服を着るのが主流でしたが、最近は洋装も増えているので、地域の習慣に基づいて決めると良いでしょう。
和装の場合は黒の色無地、洋装の場合は黒を基調としたワンピースやアンサンブルが基本です。ワンピースやスカートの丈は正座をした時に膝が見えないように、長めを選びましょう。また、トップスの袖は長いタイプを選ぶか、ジャケットを羽織って肌を隠してください。
■喪主以外の親族の場合
以前は、故人から三親等以内の親族は、格式の高い正式礼装を着用するのがマナーだと考えられていました。しかし、最近は略式礼装(喪服)で告別式に臨む人も増えています。
女性の場合は、正式礼装でも略式礼装でも黒のワンピースかアンサンブルを選ぶと失敗がないでしょう。
■参列者の場合
一般的な告別式には、故人の死を悼む人であれば誰でも参列できます。親族ではなく、一般参列者の場合は黒のワンピースやアンサンブルのほかに、スーツで告別式に臨んでも大丈夫です。
また、急な訃報で喪服を用意できなかった時は、平服でも良いと考えられています。ただし、平服でも黒を基調とした服を選び、露出は控えましょう。平服の場合は、告別式に適した服装であれば、トレンドデザインのアイテムを使っても構いません。
告別式に参列する時は服だけでなく、アクセサリーや小物の選び方にも注意しましょう。
■アクセサリー
和装の場合は、結婚指輪以外のアクセサリーをつけません。洋装では「アクセサリーをつけるのがマナー」という考え方と「日本ではアクセサリーをつけなくても良い」という考え方があります。
洋装でアクセサリーを使う場合は、パールのネックレスが基本です。パール以外に黒サンゴなどのネックレスはつけても良いですが、他の宝石をつけるのはやめましょう。また、二連以上のネックレスは「不幸が重なる」と連想されるため、避けてください。
指輪は、結婚指輪のみマナー違反に当たりません。
■ストッキング
お通夜では肌色のストッキングも認められていますが、告別式は黒のストッキングを選びましょう。冬でもタイツは好ましくありません。
■靴や鞄
黒で光沢がないものを選びます。ワニ革や爬虫類を使用したものはマナー違反です。
■傘
派手でなければ、普段使っているもので問題ありません。できるだけ黒の無地の傘を持っていくと、周りから浮きにくいでしょう。
ここからは、告別式に参列する女性の服装を画像とともにご紹介します。
告別式の服装【1】和装なら黒無地
和装の場合は、実家の女紋か婚家の家紋が入った黒無地染め抜きの着物を着用します。帯は黒無地の丸帯で、半襟と長襦袢、足袋は白を使いましょう。
告別式の服装【2】ワンピースは上品なデザインを選ぶ
ワンピースは上品なデザインを選びましょう。華やかすぎず、露出も控えることがポイントです。最近はシャツワンピースなどのデザイン性が高い喪服も登場しています。
告別式の服装【3】ワンピース×ジャケットのアンサンブルはシーズンレスで着用可能
ワンピース×ジャケットのアンサンブルは一年を通して着られます。フレアタイプのワンピースは動きやすいので、用事が多い親族側の女性にもおすすめです。
告別式の服装【4】一般参列者ならパンツスーツもOK
亡くなった人の親族でない場合は、パンツスーツでもマナー違反になりません。パンツスーツを着る時も合わせる靴や鞄は黒の光沢がないものを選び、落ち着いた雰囲気を出しましょう。
告別式の服装【5】平服は黒でまとめる
最近は、急な訃報で喪服を用意できない時は、手持ちの服で告別式に参列しても良いと考えられています。平服の際は全身を黒でまとめて、黒のストッキングを穿きましょう。
告別式の服装【6】夏は半袖のワンピースで涼しく
告別式では、肌の露出はマナー違反と考えられていますが、夏は半袖でも問題ありません。半袖のワンピースをさらっと着ると、暑さ対策ができるでしょう。
ただし、袖や丈が短すぎるワンピースは避けた方が無難です。
告別式の服装【7】冬はコートで防寒
冬の告別式に参加する時は、コートを着用して防寒してください。式場の建物に入ったら、コートを脱ぐのがマナーです。焼香場所が屋外のテントの場合は、焼香以外の時間にコートを着用していても良いとされています。
なお、コートは黒を選び、殺生をイメージする革や毛皮は避けましょう。
告別式で使えるアイテム【1】タイトスカート
すっきりとしたシルエットのスカート。告別式に参列する際は、ジャケットと組み合わせるのがおすすめです。シンプルなデザインなので、普段も着回せるでしょう。
告別式で使えるアイテム【2】衿フリルブラウス
やわらかい印象のトップス。スカートやジャケットと合わせると、急な告別式に対応できます。シンプルなデザインでコーデに取り入れやすいです。
告別式で使えるアイテム【3】シャツワンピース
大人っぽく、落ち着いた雰囲気のワンピース。告別式では、ジャケットや黒ストッキングできちんと感を出しましょう。オン・オフ問わずデイリーコーデで使えます。
告別式は、亡くなった人とお別れするための大切な式典です。マナーを確認し、故人や遺族に失礼でない服装で、追悼の意を表しましょう。